ウーロン茶ポリフェノール

ウーロン茶ポリフェノールとは??

ウーロン茶ポリフェノールとは、ウーロン茶に含まれるポリフェノール成分です。
ウーロン茶特有の成分で、緑茶や紅茶にはありません。
ウーロン茶の茶葉は、緑茶の茶葉と同じく植物カメリア・シンネンシスの葉から作られますが、ウーロン茶は茶葉を作る過程で、茶に含まれるポリフェノール成分であるカテキンの重合が進むため、カテキンのうち半分ほどはカテキンの重合体に変わっています。
この重合により、食べた脂肪を消化・吸収させずに体外に排出させるカテキンの作用が高まると考えられています。さらに発酵が進んだ紅茶では、別の成分になってしまいます。

ウーロン茶ポリフェノールは、脂肪分を吸着し、消化酵素の働きを阻害、脂肪分を消化せずに排泄します。
筋肉細胞に遊離脂肪酸を取り込み、エネルギー源として利用するため、飲みつづけると総コレステロール値、中性脂肪が減少します。
血管内の脂肪分解酵素リパーゼを活性化するので、中性脂肪が、いち早く遊離脂肪酸へと分解されるのを手助けします。
そのため、ウーロン茶ポリフェノールを摂ることは、効果的な中性脂肪の減少につながると考えられます。
ウーロン茶ポリフェノールは、抗酸化力が強く、脂肪を吸収し、脂肪の分解を促進したり、その他糖尿病抑制、美肌効果などが知られています。

また、ラットに砂糖をたくさん与えてむし歯を作った実験では、餌や飲み水にウーロン茶ポリフェノールを加えると、むし歯ができにくくなりました。
人への効果は、プラーク形成の実験で、ウーロン茶ポリフェノール溶液で食前食後にうがいをしたら、プラークができにくくなりました。
これらの実験から、ウーロン茶ポリフェノールはむし歯予防につながるとも考えられます。

 

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