gem予防プロジェクト フッ素でむし歯予防

こんにちは、gem矯正歯科DHの白川ですgirl.gif

4月も後半になり、もう5月だというのに、まだまだ寒いですkao-a20.gif
そんな寒い本日の1枚は、こちら↓

 

暖かい海でのダイビングkira01.gif

 

 

 

この写真に関係しているのは、前回ご紹介致しました「フッ素(Fluoride)」ですbikkuri01.gif
フッ素は、自然界に存在する物質で、海や川、土の中など地球上の様々な場所に存在しています。
また、フッ素は、歯や骨にとって欠かすことのできない栄養素の一つです。1日に必要なフッ素量は、一般的に成人で、およそ3mgとされています。

hamigaki.gifフッ素を多く含む食品

魚類(いわし8~20ppm・えび4.9ppm・貝2ppm)
海藻類(2~15ppm)
塩(25ppm)
お茶(0.1~1ppm)
ビール(0.8ppm)
味噌(0.9~12ppm)
りんご・みかん(0.1~0.8ppm)

このように、フッ素は私たちの身近なところに存在する物質です。
では、なぜフッ素がむし歯予防に効果的なのかというと、フッ素には、歯に対する3つの作用がありますbikkuri02.gif

①歯質を強化し、強い歯を作る
フッ化物が歯のエナメル質に作用すると、エナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトと置換してフルオロアパタイトを生成します。これにより、エナメル質はより安定した結晶構造を持つようになり、耐酸性を向上することになります。

②フッ素イオンが細菌の働きを抑制して酸を作らないようにする(細菌の抑制)フッ素には、細菌が糖分を菌体内に取り込んでエネルギーを作る過程で必要なエラノーゼという酵素の活性を阻害する働きを持っています。お口の中にフッ化物が存在することによって、細菌はエネルギーを産生できなくなり、結果として酸を作ることができない環境を作り出します。

③再石灰化を促進し、脱灰を抑制する
唾液中に存在するCaイオン、リン酸イオンとともに歯に再沈着し結晶構造を修復します。これを再石灰化と呼びます。

むし歯になりやすい方や矯正治療中の方、歯の根っこが露出してしまっている方などに、フッ素はおすすめですstar.gif
次回は、フッ素の効果的な使い方について、ご紹介致しますgirl.gif

 

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