こんにちはgem矯正歯科DH米山です
本日はフッ素の応用編第一弾!
『フッ素を取り入よう!素朴な疑問&不安編』です
よく患者様からある質問にお答えします(*^_^*)
Q「フッ素は、食品の中にも含まれているとのことですが、食物内のフッ化物で、予防効果はありますか?」
A 『飲食物から摂取したフッ素は体の中に入ると居や腸(主に胃)から吸収されます。
その大部分はそのまま腎臓から膀胱に移行し、24時間以内に尿中に排出されるのです。
一方、排出されなかったフッ素はさまざまな臓器、器官で利用されますが主に骨、歯などの硬組織に蓄えられます。
しかし一度蓄えられたフッ素は永久にとどまっているわけではなく再び代謝され、排出されます。』
Q 「お茶にもフッ素が含まれていますよね。お茶で口をゆすいでも効果はありますか?」
A 『むし歯予防に効果のフッ素濃度は100ppm以上。お茶のフッ化物イオン濃度は0.1~0.7ppm程度なので、お茶でうがいしてもむし歯予防効果はないのです。
お茶に含まれるタンニン・カテキンには殺菌作用と酸化防止作用がありますので、そういう効果を期待してうがいすることはアリ!フッ素の効果を期待してのうがいはナシということになります。』
Q『フッ素を塗ってもむし歯になってしまったという話を聞いたことがあるので、塗っても塗らなくても同じではないかと思いますが・・・』
A 「フッ素のむし歯抑制効果は科学的研究の結果により証明されています。だからといってフッ素さえ使えば歯を磨かなくてもむし歯にならないという考えは誤りです。」
Q 『フッ素の毒性に不安があるんですが・・・』
A 『フッ素(F)は塩素(Cl)、臭素(Br)、マンガン(Mn)、ヨウ素(In)などと同様に周期表上はハロゲン族に属する元素です。
これらの元素は生命と健康の維持に不可欠なミネラル元素であり猛毒ではありません。
しかし、すべてにおいてどのようなものでも必要以上に摂取すると有害になります。』
Q 「フッ素で、歯のフッ素症になる可能性がありと聞きましたが・・・」
A 『歯のフッ素症は、顎の中で歯が作られている時期に高濃度のフッ素を長期間摂取することで現れます。
永久歯の前歯に歯のフッ素症は、出生時(第一大臼歯の再石化が開始)から4歳頃までの間に継続的に一定以上のフッ素を摂取した場合に出現します。
なので、既定の量や濃度を正しく扱っていいれば歯のフッ素症は出現しないといえるでしょう』
Q 『妊娠中のお母さんにフッ素を塗布していいのでしょうか?』
A 「はい。大丈夫です。フッ化物は胎盤通過性が低いので、乳歯にフッ素症が出現することはありません。
またフッ化物の母乳からの移行性も低いと言われています。」
フッ素の疑問、解消できましたでしょうか
次回はフッ素応用第二弾をお届けします