こんにちは gem矯正歯科DH米山です
本日は引き続きフッ素についてです
フッ素応用第二弾
様々なフッ素応用編!
フッ素は子供の歯だけに効果があるのしょうか
答えはNOです
フッ素は一生を通してむし歯予防効果を発揮します。
特に高齢者や全身的な疾患(シェーグレン症候群など)をもつ成人の方には特にオススメします!
フッ素と聞くと『乳歯にイイ』とか『こどもがやるもの』といった印象を持つかもしれませんが、扱い方によって様々な方に効果を発揮するのですよ!
では、フッ素を取り入れた方がよい方とはどんな方でしょう?
青年期まで
・一年以内にむし歯が2箇所以上ある
・乳歯時代にむし歯が多かった
・永久歯が生えて3年以内
成人期
・過去3年間にむし歯が2箇所以上
・歯の根っこが露出している
・根面ウ蝕(歯の根にできたむし歯)の経験がある
そして・・・共通していえる項目は
・奥歯の溝が深い
・矯正治療中
・口腔衛生状態が良くない
・砂糖を頻繁に摂取している
・歯科検診が不定期
・唾液の量が少ない
です。
これは自身で判断できない項目もあるので、そこを見極めるのが私たち歯科衛生士の役目でもあります
今回もいくつか質問形式で紹介していきます
Q「子供が歯磨き粉をつけるのを嫌がります。どうしたらいいでしょうか?」
A『フッ素を取り入れる方法でしたら、フッ化物洗口という方法があります。
フッ素が含まれた薬液でぶくぶくうがいをすることで摂り込む方法です。
ぶくぶくうがいができないといけないので、4歳くらいから行えると思います。
4歳以下でしたらガーゼにフッ化物洗口剤を湿らせて拭いてあげて下さい。
無理やり嫌なものは苦痛になるのでさけてあげるのがベストです』
Q「歯磨き粉の種類が沢山ありますが、どれを選べばいいですか?」
A『最近の歯磨き粉の約70パーセントにはフッ素が含まれています。
ですので、味や香りはご自身のお好みで選んで頂き、楽しんでみて下さい。
濃度の単位はppmというものなので、900ppm~950ppm程度を目安にしてみてください。』
Q 「高齢の父が寝たきりで歯がよく磨けないので、フッ素を使いたいのですが、効果はありますか?
またどのように使用したらよいのでしょうか?」
A 『はい。フッ素には歯を強くする以外にも虫歯菌の活動を押さえ込む細菌抑制効果がありましたね
ですのでプラークコントロールの難しい方のにも是非取り入れみてください。
使用法は、洗口液をめんぼうなどに湿らせ、歯と歯茎の境い目付近を拭くことが効果的です。
根が露出している高齢の方の根面ウ蝕を予防します。
ただし、誤嚥に注意して行って下さいね』
意外と皆さまに知られていないのが、この「フッ素には最近の活動を抑制する効果がある」ということなのです
世界では水道水にフッ素が添加されている国もあるのですよ
なんだかとってもお得な感じです(笑)
日本では行われていない方法で、この方法は賛否両論ありますが、
皆さんが歯科医師や歯科衛生士から正しいフッ素の情報を受け取り、日常にフッ素を取り込めれば良いのではないでしょうか
ちなみに私は950ppmのフッ素入りの歯磨き粉を使用しています
磨いた後はお口の中にフッ素を留まらせるためにたくさんのうがいはいたしませんせいぜい2回くらいでおしまいです
こんな方法もあるのです(^u^)
では