こんにちは、gem矯正歯科の白川です
前回に続いて、お口にいいハーブをご紹介致します
リコリス 別名カンゾウ(甘草)
主な作用
抗炎症 抗アレルギー 鎮咳 解毒 免疫活性作用など
リコリス皆さんはご存じですか?
海外でリコリスのお菓子があることは知っていましたが、実物を見た事はありません
リコリスは身近な物だと、葛根湯などの漢方薬に配合されているようですね
リコリスとは??
マメ科の多年草
「甘い草」と書かれるように、砂糖の150倍以上の甘みを持つサポニンのグリチルリチンが主成分
根を乾燥したものがヨーロッパやアジア、北アフリカなどで民間薬として用いられてきました
現在使われている甘草のほとんどがギリシャやトルコ、アジアで生産されています
漢方の世界では古くから用いられているハーブで、基本的な生薬の一つとされているそうです
複数の生薬を併せて使用する漢方の中で珍しく、単独で使用されるもの
「葛根湯」をはじめ多くの漢方薬に配合されており、優れた抗炎症作用で知られています
「急を和し、百毒を解す」と表現されるように、急激な痛みなどの症状を和らげ、広い解毒作用を示すと言われています
リコリスは治療素材としてだけではなく、甘味添加物としても利用されてきました。
これは甘草にグリチルリチンが含まれているためです。
現代においても、治療量には認められない量で、トローチ剤やタバコの甘味添加物、生薬などに用いられています
リコリスの歴史
リコリスは漢方だけでなく欧米をはじめ様々な地域で古くから用いられています
その歴史は古く、ツタンカーメン(紀元前14世紀)のお墓から大量のリコリスの根が宝物とともに発見されていたり、医学の原点とも言われる「ヒポクラテス全集」(紀元前5年頃)にも登場する
中国では「漢方薬の王様」と呼ばれ、中国最古の薬物書「神農草本経」に記す最古の薬物の一つとされています
近年になっては、第2次世界大戦中に、オランダ人医師が消化性潰瘍の患者に甘草製剤を摂取させたところ改善がみられたことから、科学的な研究が広まったとされています
過剰摂取による副作用
副作用とは頭痛、嘔吐、高血圧症などです。
また、甘草は特定のホルモン活性を変化させてしまい、電解質障害を起こすのではと考えられています。それにより、不整脈や心臓発作、腎損傷などが引き起こされます。
特に、うっ血性心不全、冠動脈心疾患、腎疾患、肝疾患などを患われている方は、注意された方が良いでしょう。妊娠中、授乳期の方の摂取も注意が必要です。
また、ドイツの専門化委員会コミッションEは、1日5~15g摂取する場合は医師が監視する場合を除き、使用期間を4~6週間内にすることとしています。
ただし、5~15gの使用は高容量であり、低容量で用いられる場合は長期間摂取しても比較的安全であると考えられています。
リコリスのお菓子は、日本人にはあまり馴染みがないですが、海外では日常的に食べられる方も多いようです。葛根湯の薬っぽい味、嫌いではないので見かけたら試してみたいと思います
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