こんにちは!
ジェム矯正歯科の作野です😄♬
ジメジメした日が多くなり湿気が気になる季節がやってきましたね💦
そろそろ関東も梅雨入りするそうですが、今年は梅雨明けが例年より早くなるかもしれないそうです!!
暑いのが苦手な方にとっては悲報ですが、夏が好きな私にとっては朗報でした☀!!
去年の夏はあんまりよいお天気ではなかったイメージなので、今年は暑く晴れる日が多いことを願いたいです☺✨
矯正治療には、抜歯をして歯を並びえる方法と歯を抜かないで並べる方法(非抜歯)があります。
抜歯か非抜歯で行うかは患者様の歯並びの状態によって異なります。
顎が小さく歯が綺麗に並びきらない場合や前歯を下げたい等の場合は、抜歯にて矯正治療を行うことがあります。
矯正治療で歯を抜くことを「便宜抜歯」と言います。
抜歯をして矯正治療を行う場合、検査結果をもとに抜く歯を決めていきます。
一般的に多いのが前から4番目の歯(第一小臼歯)です。
私も矯正を行った際に、この歯を抜きました!
抜く歯の選択は治療後の仕上がりはもちろんですが、今後の口腔内に大きく影響します。
先日矯正相談にいらした患者様が、神経のない歯があるので抜歯する時はその歯を抜きたいと仰っていました。
神経のある歯(生活歯)と神経のない歯(失活歯)では、歯としての性能が全く違うのをご存知でしょうか?
「歯の神経を取った」「歯の神経を抜いた」「根っこの治療をした」という話を聞くことがあると思います。
むし歯は悪化し神経まで達すると激しい痛みを伴います。そのため神経を取り除き、痛みをなくします。
歯の中心部には歯髄と呼ばれるものがあり、神経を取るというのは、この歯髄を取り除くことをいいます。
歯髄は、神経だけではなく血管などもあり、歯に栄養を送る働きをします。
また、むし歯菌が歯の内部に侵入するのを、防御しようとする働きもあります。
このように様々な働きをしている歯髄を取り除くので、失活歯には以下のようなデメリットが生じます。
▶歯が脆くなる
歯の神経を取るとその周辺の細かい血管まで取ることになり、栄養分が歯に行き届かなくなります。
そのため神経のある歯よりも脆くなり、割れたり折れやすくなるため、歯の寿命も短くなります。
▶歯が変色する
神経を取ってしまうと、歯髄のまわりにある象牙質に血液が送られなくなるので、象牙質が変質し色が変わってしまいます。
このため、歯の色が黒く変色してしまいます。
▶むし歯になっても気がつかない
痛みが感じなくなるため、むし歯になっても気がつかず、むし歯が進行してしまいます。
▶根尖病巣ができやすくなる。
根尖(根の先端)に細菌感染してしまい膿がたまってしまう根尖病巣ができやすくなり、また治療をしても再発を繰り返すことも多くあります。
失活歯はデメリットばかりでメリットがあるとすれば、痛みを感じないということでしょうか(^^;)
反対に生活歯のデメリットはほとんどありません。
強いて挙げるなら、生活歯は生きている歯なので痛みを感じるため知覚過敏等が発症することがあります。
しかし、むし歯が進行し神経を取らなければいけない場合は、そのまま放っておくと痛みは増し感染症を起こし膿が溜まり骨まで影響するので、神経の治療をしなくてはいけません。
このように、生活歯と失活歯では性能が全く違うのです。
先程の患者様が希望したように、便宜抜歯をするとなった際には神経の有無を確認し、先生とよく相談して治療の計画をしましょう。
日本橋人形町ジェム矯正歯科 DH作野
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