こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です(*^-^*)
先日患者さまのクリーニングをする際に歯がとても綺麗だったので歯磨き頑張っていますねとお伝えしたら、
「芸能人みたいに歯を白くしたくてものすごく磨いています!!」
と仰っていました。
芸能人ような真っ白い歯の色、確かに憧れますよね。
しかしあの白さは歯磨きをして手に入れたものではありません(^^;)
ひとりひとり顔や体型が違うように歯の色も様々です。
こちらの患者さまの歯はとくに着色もなく、歯本来の色をしています。
なのでいくら頑張って歯磨きをしても歯が白くなっていくことはありません💦
では、歯の色はどうやって決定されるのでしょうか。
歯の構造は、表面は半透明の硬いエナメル質、その内側は薄い黄色や黄褐色をした不透明な象牙質、さらにその中に神経や血管が集まって赤い色の歯髄、という構造からなっています。
歯の本来の色は、これらエナメル質、象牙質、歯髄がそれぞれの3つの色が混ざり合って見える色であり、エナメル質の透明度によって、歯の色の見え方が違ってくるというわけです。
1本の歯は均一に同じ色ではなく先端の方が白く歯肉側に向かって濃くグラデーションになっています。
これは、先端部分には象牙質や歯髄がなく白く透明感があり、歯肉に近い部分はエナメル質が薄くなっているためです。
また、エナメル質の透明度によって歯の色の見え方は変わってきます。
透明度は石灰化の程度によるもので、十分に石灰化したエナメル質は透明度が高く、象牙質の色が強く反映し黄色みがかります。
石灰化が弱いエナメル質は透明度が低く、灰色がかった白色に見えます。
歯は白というイメージをもっている人が多いと思いますが、通常の健康な歯の色は黄色味がかったアイボリー色をしています。
そして、日本人は欧米人に比べて、表面のエナメル質が薄いので、象牙質の黄色味が出やすいといわれています。
実は、眼球の白目の部分も、日本人は黄味がかった色をしています。
黄色人種のメラニン色素は、白人よりもかなり多く、日本人は髪の毛も黒くメラニンの出来やすい体質なのです。
また、歯の色は肌や唇の色によっても違って見えます。
黒人の歯は白く見え、肌の色の薄い人の歯は黄色く見えてしまうのです。
歯本来の色より白くするにはホワイトニングやセラミック等の被せ物をいれる方法があります。
しかし、ホワイトニングは知覚過敏が起こったり、被せ物は自分の歯を削らないといけなかったりとリスクがあります。
歯はより白くありたいと思いますよね。
しかし、歯は白ければいいというわけではなく、重要なのは全体の調和、バランスです。
そして歯を白くしたいからといって健康な歯を傷つけるのは元も子もありません。
むし歯や歯周病で歯を失うことなく口腔内を綺麗な状態を保つことがなによりも大切です!
日本橋人形町ジェム矯正歯科 DH作野
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