こんにちは!ジェム矯正歯科の菊地です(*^^*)
今週末からいよいよゴールデンウイークが始まりますね♪
皆さんはどこかお出かけされますか(^◇^)?
私は学生時代の友達と集まったり、家族とご飯を食べに行く予定です!
年に数回の大型連休という事でリフレッシュしたいと思います!
では!本日は『拡大装置』についてご紹介します。
まず拡大装置とは、歯列の幅を広げ歯を綺麗に並べるためのスペースを作る役割があります。
そして拡大装置は大きく分けると急速拡大装置と緩徐拡大装置の2種類に分類されます。
《急速拡大装置》
スクリューの顎整形力により短い期間に正中口蓋縫合を離開させることで、上顎を拡大させる固定式の装置です。1日に0.20~0.50㎜の拡大を、患者さん又は保護者の方がスクリューのネジを動かすことで行います。
⑴装置の構造
ⅰ)維持バンド
ⅱ)拡大スクリュー
ⅲ)連結ワイヤー
⑵装置の適用時期
8~15歳が最適と言われています。
⑶装置の利点・欠点
・短期間で歯列の幅を広げることが可能
・装着期間は1~3か月と短期間
・1日に1~2回にネジを回す必要がある
・装着後は頭痛や鼻骨付近に疼痛が生じることもある
・話しにくくなる
・食事や清掃が困難になる
《緩徐拡大装置》
弱い力を長時間作用させ、徐々に拡大する装置で主に歯の傾斜移動を目的としています。
取り外し可能な拡大床と固定式のクワドヘリックスに分けられます。
①拡大床
狭い歯列弓を拡大し改善を図る装置で、1~2週間に0.2~0.25㎜の拡大をスクリューのネジを動かすことで行います。
⑴装置の構造
ⅰ)レジン床
ⅱ)クラスプ
ⅲ)唇側線
ⅳ)拡大スクリュー
⑵装置の適応時期
乳歯列期(~6歳)から混合歯列期(約6~12歳)に用いられます。
⑶装置の利点・欠点
・抜歯せずに治療を行える
・自由に取り外し可能であるため、食事や清掃時に支障をきたさない
・1日10~14時間以上の装着が必要(外している間は戻りやすい)
・取り外し可能であるため紛失のリスクが伴う
・1日に1~2回にネジを回す必要がある
・装着後は違和感や痛みが生じる
・固定式の装置に比べ拡大量が少ない
②クワドヘリックス
固定歯の上顎第一大臼歯の捻転を改善し、歯列を側方に拡大する装置です。
下顎に使用するものはバイへリックスといいます。
⑴装置の構造
ⅰ)維持バンド
ⅱ)ワイヤー
⑵装置の適応時期
混合歯列期から永久歯列期まで適応出来ます。
⑶装置の利点・欠点
・急速拡大装置と比べ、個々の歯の移動調整が行いやすい
・成人の方にも適応
・装着して数日~1週間は違和感や痛みが生じる
・裏側に太めのワイヤーが通るため、食事や清掃が困難になる
拡大装置には様々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがありますね。
これらの装置は年齢や症例に合わせて使い分けがされています!
装置が付くとお口の中を綺麗に保つことが難しくなりますよね。しかしながらプラークや歯石などで汚れてしまうと歯の動くスピードの遅れてしまいます(>_<)
矯正治療には患者様の協力が必要不可欠なのです!
拙い説明になりましたが、少しでも皆様に装置について知っていただければ嬉しいです☆
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