矯正治療の必要性
- 「うちの子には、矯正治療が必要なんでしょうか?」
- 街中では、なかなか綺麗に並んでいる人は、少なく多少でこぼこだったりします。ちょっとしたでこぼこで、歯並びの矯正治療が必要としてしまうとほぼすべての人が、矯正治療が必要ということなります。しかし、どうでしょうか?そこまで多くの人が矯正治療を行っていないような気がします。(以前より増えてきたようですが)
それぞれのご家庭によって、許容範囲が違うのです。以前はよく早く治療しないと大変なことになると追い詰められて治療する時代もありましたが、インターネットの普及によりいろいろな情報を患者さんで入手でき、あせって治療しなくても特に重度な病気になるわけではないということが確認できます。
ただし、骨(上あごと下あごの土台のずれ)は、小学校低学年の成長期に治療しないと、第2期の大人の矯正をはじめようとした時に、手術でしか治せなくなってしまう場合があります。
この時期に骨(土台のずれ)に問題があるにもかかわらず、なぜか取り外し式の装置を選択し、骨の成長が終了してしまうと、悔やむことになります。
子供の矯正といっても、頭部X線規格写真(セファロ)を含む検査をしっかり行い審査診断はとても重要です。
- 小学校低学年の成長期に矯正歯科に受診をおすすめしています。
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第1期の矯正が終わると、歯の生えかわりや顎の成長の経過を見て行くわけですが、中学生、高校生になって、第2期の矯正をしたいと思ったときにも、矯正の専門的な教育を受けて習得していない歯医者だと本格的なワイヤー矯正と呼ばれている治療で好ましい結果を出すのは困難です。