2018/09/18 カテゴリー:院長ブログ | 質問の回答
子供の矯正は、どこで始めるべきか?
歯並びの歯列矯正を始めるきっかけは様々です。同じクラスの子が始めたから。学校の検診で手紙をもらったから。かかりつけの一般歯科の歯医者さんに矯正をすすめられたから。矯正治療のきっかけの多くは、かかりつけの一般歯科でのすすめだったりします。そこに月1~2回矯正日があって、治療を行っているケースが結構あります。
当然、すごく良い先生もいますが、多くの場合、大学病院在籍のアルバイトが多く、途中でやめたり、交代してりして治療の責任所在がはっきりしません。ここで大事なことは、途中で医院をかえると支払った治療費は戻ってきません。矯正費は、医院と個人の契約のため、別の医院で継続して治療をしようとすると、また初めから料金を払うことになります。子供の矯正は、第二期まで含めると約10年と長期にわたりますので、慎重な判断が必要です。第一期は、通院できたが第2期では(中2頃)は部活や塾が忙しくてなかなか通院できないというような例もあります。
歯科医院に矯正日が月1~2回のケースでは、装置が壊れても処置が次の矯正日まで2~3週間待たないと治してもらえない。また、特殊な装置のみしか取り扱いがない場合、症例に適応してなくて、みんな同じ装置なんてこともあるんです。
第二期目をはじめる時期?
子供の矯正 第一期と第二期にわかれる場合があります。第一期は、顎の成長を利用した治療が多く、第二期にすべての歯にブラケットつけて治療を行います。第一期が小学校低学年くらい、第二期が女子の場合、中2くらい 男子は中3~高校生くらいだと思われます。あまりはやく第二期目治療をはじめてしまうと、後で成長によってかみ合わせずれたり、第二大臼歯がはえてこなくて、治療期間が延長したりします。
治療費? 途中で医院をかえるとどうなる?
第一期で料金を約40~50万前後払いこんでいるため、医院を変えられなくて困っています。仮に医院を変えると料金は、初めからになってしまいます。
矯正治療をどこでおこなうべきか?一般歯科?あるいは矯正歯科医院?
一般歯科の先生が矯正治療も行うケースがあります。矯正治療は特殊な分野で知識や技術や経験が必要で、誰でも歯科医師であれば、行って良いのですが、誰でもできるわけではありません。
メインに一般歯科の治療を行っている場合は、矯正装置が限定されたり、マウスピースや床矯正に限定される場合もよくあります。取り扱う矯正装置が限られているため、症例によっては、適応症ではなく上手く治療がいかないケースも出てきます。また、矯正治療に慣れていないため、1回の治療時間が長かったりします。一つ一つの症例にあった矯正装置を選択できる矯正歯科専門医院の方が、安心感があるかと思われます。
矯正歯科専門
矯正歯科専門であれば、多くの矯正装置の取り扱いがあり、ベストな治療が選択できます。小さい子供を連れて、月1回病院に行くのは大変ですが、都内では、多くの矯正歯科専門医院が予約制ですが、矯正無料相談を行っていますので、実際に相談にいってみると良いでしょう!
子供の矯正治療は、成長発育にかかわり、長期にわたりますので、矯正治療の知識や経験、実績などの総合力がとわれます。相談しやすい医院なのか?矯正治療に慣れているのか?症例にあった装置を選択できるか?冷静な判断が必要です。
資格 日本矯正歯科学科認定医・専門医
日本矯正歯科学会認定医・専門医 日本の矯正歯科の資格でもっとも難しいのは、日本矯正歯科学会の認定医です。矯正歯科専門を目指すドクターは、この資格をもっとも目指します。 学会に10症例提出して、審査が行われ、5年ごとに更新の審査も行われています。