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Blog矯正しても後戻りしてしまう原因は?リスクを最小限に抑える方法

2019/02/13 カテゴリー:院長ブログ | コラム/院長

矯正治療をしても後戻りするリスクが少なからずあります。
よくある原因はリテーナーという保定装置の装着を怠ることですが、これ以外にも様々な要因が考えられます。
この記事ではその原因を挙げて注意すべき点や後戻りするリスクを最小限に抑えるためのポイントについて解説していきますので、是非参考にしてみてください。

矯正しても後戻りする可能性があるって本当?

矯正をしても、後戻りをしてしまう可能性があります。
治療後の後戻りは、矯正治療の失敗の一つ。通常であれば、矯正装置を外した後にリテーナーという保定装置を使用して移動した歯が後戻りしないように防ぎます。しかし、リテーナーの装着を怠ってしまうと、後戻りを起こしてしまうことがあるのです。
後戻りの詳しい原因やリスク、後戻りが起きてしまった後の対処法についてまとめました。

後戻りする原因について前述したように、後戻りする原因は保定装置の取り付けを怠ってしまったことにあります。そのほかにも、
・矯正治療中に移動した骨がまだしっかりと固まっていなかった
・歯並びを悪くした原因が、まだ残っている
・治療後にアゴの成長が見られた
などが挙げられます。

では、これらの原因について詳しくご紹介します。

矯正治療中に移動した骨がまだしっかりと固まっていなかった

矯正装置を外したときに「歯並びがキレイになった!」と喜ぶ人が多いですが、油断は禁物。移動した歯がその場所に定着するまでに、ある程度の時間が必要なのですが、十分な時間が経たずに定着していない場合は、またすぐに歯が移動してしまう可能性があります。
これが後戻りなのです。
この後戻りを防ぐために、リテーナーを使用するのですが、来院回数は数ヶ月に一度なので、最後の治療まで気を抜かないようにしましょう。

歯並びを悪くした原因がまだ残っている

歯並びを悪くした根本の原因がまだ残っている場合、後戻りをしてしまう可能性があります。
根本的な原因というのは、「横向き寝、うつ伏せ寝」「指しゃぶり」「頬杖」などの日常的な習慣の事。特に、お子さんの矯正治療の場合、「指しゃぶり」を無意識にしている子も多いので、せっかく綺麗に並んだ歯が前に前に押されて、結果的に出っ歯になってしまった…という事もあるようです。
日常的な習慣を変えるのは難しいことですが、意識するだけでも違ってくるので、「横向き寝、うつ伏せ寝」「指しゃぶり」「頬杖」などの癖がある人は、気を付けたほうが良いかもしれません。

治療後にアゴの成長が見られた

アゴの成長は、15~18歳まで続くと言われているので、成長期のあごの成長によって歯並びが悪くなってしまうこともあります。
歯並びだけでなく、噛み合わせがおかしくなったり、骨格自体が歪んでしまうことも。
10~11歳頃から始まる2次成長が終わるまでは、口腔内が変化する可能性があるので、保定期間を長くとったり、定期的な診察を受けることが大切になります。

リスクを最小限に抑える方法

後戻りのリスクを最小限に抑えるためには、上述したように、リテーナーを必ずつけること、歯並びを悪くするような癖をやめることが重要。
リテーナーを「第二の矯正装置」と呼ぶ医師もいるほどなので、矯正装置を外した後も歯がしっかり定着するまで気を抜かないようにしましょう。

最初の1年は、24時間の使用。その後、夜のみ(8時間程度)を長期に使うのが好ましい。

矯正後にもし後戻りしてしまったら?

矯正後に後戻りをしてしまったら、まずは元々通っていた歯科に相談しましょう。
2回矯正治療をしてしまうと、かなり費用も高額になってしまうので、後戻りの症状が見られたらすぐに相談して早めに対処することが大切です。
実際に後戻りしてしまった場合は、後戻りしたところだけを部分矯正することが多いです。軽度の場合、治療期間は半年ほどで終了しますが、費用は25~30万前後が一般的。

日常的な習慣をきちんとすることで歯並びをきれいに
せっかく綺麗になった歯並びなのに、後戻りしてしまってはもったいないです。
歯並びは遺伝も関係しますが、日常的な習慣が歯並びを悪くしてしまっていることもあります。
矯正後は後戻りのリスクを最小限に抑え、綺麗な歯並びをキープしていきましょう。

   
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