矯正歯科医の腕の見極め方
矯正治療を受けるほとんどの人が初めての経験。ですから知識もゼロに等しい人が多いため、良い腕を見極めることは難しいかと思います。
しかし、誰もが少しでも費用を抑えて、なおかつ技術や治療成果に信頼をおける歯医者に通いたいはず。そこで気になる見極める方法としては、上記の3点の他にメリットとデメリットを説明してくれるか、無理な強要はせず費用について納得いくまで説明してくれるかもポイントとなります。これだけおさえていれば、腕の良い矯正歯科をかなり絞れるはずです。
良い矯正歯科の見極め方【1】日本矯正歯科学会の専門医もしくは認定医かどうか?
先程出てきた矯正歯科専門のクリニックにいることの多い日本矯正歯科学会の認定医。これは日本矯正歯科学会の試験を受けて合格している医師の事です。日本にいる歯科医が10万人いるのに対し学会の会員は約6000名。その中でさらに教育と研修を修了して資格試験に合格した認定医は2500名ほどしかいません。
ですから、歯科矯正の腕が良い医師は、ほとんど日本矯正歯科学会の認定医だと言われているのにも納得がいきます。
また認定医の中でもさらに高いレベルの試験を受けて合格した医師が約300名おり、この医師は専門医となります。ですから認定医の歯科医でも腕は良いかと思いますが、専門医・認定医となればさらに腕の良い治療を受けることができるのです。
良い矯正歯科の見極め方【2】診療日の制限が少ないかどうか?
矯正歯科の治療を行なっていても、診療日が限られている歯科医があります。これは矯正歯科の専門医や治療を行える医師がいる曜日と言うことです。ですから診療日の制限が少ない歯科ほど、矯正専門の医師が常勤していると言う事になります。常勤でない場合、他の医院から来ていたり派遣されているという事になります。常勤の場合と腕が変わらないという事もありますが、常勤である方がその歯科医に慣れている事や何よりも曜日を気にする必要がありません。診療日が限られている場合、自分の都合ではなく指定されている曜日に行かなくてはなりません。
また、常勤の医師であれば休診日以外は毎日治療を行なっているため、矯正器具が外れたなどといったトラブルや相談をしたい時でも相談する事ができます。
良い矯正歯科の見極め方【3】豊富な実績・施術数
矯正の種類はいくつかありますが、中には出来る治療が限られている歯科医もあります。その様な歯科医より、様々なケースを取り扱っていて実績も豊富である歯科医の方が望ましいです。実績が多い方が臨機応変に対応でき、一人一人の症状に合わせた治療を行えます。何事も経験が大事であるため、矯正治療を沢山こなしていればいるほど腕も上がって行くと考えられます。
矯正治療の実績や施術数も良い矯正歯科を見極めるポイントの一つと言えるでしょう。
まとめ
ネットなどで調べれば矯正歯科専門の医師がいるか、日本矯正歯科学会の認定医・専門医の医師がいるかなどがわかります。そのような点を重視しながら、いくつかの歯科医院を比較すると腕の良い矯正歯科を見極められるでしょう。特に日本矯正歯科学会の会員ではなく、認定医・専門医であることを重視するのがポイント。
上記以外にも、家から近い・通いやすい・費用についての説明が丁寧などのポイントもあります。矯正治療は定期的に通う必要があるので、通うのに無理のない範囲で治療ができる歯科を探すことが大切です。