2019/05/22 カテゴリー:コラム/うた
ガミースマイルとは?
一般的にガミースマイルとは、笑った時に歯だけでなく、上顎歯茎部分が広範囲にわたって見える口元のことを指しています。ガミースマイルになる原因は、骨格や歯並びなど、様々なことが考えられますが、歯茎が大きく見えることから、コンプレックスになってしまう方が多いのが特徴です。そのため、歯茎が見えてしまうことから、笑うことを躊躇する方もいると言われています。
ガミースマイルになるかどうかは、遺伝的な要素が大きく、自然に治ることは難しいと言われているのが特徴です。中には、永久歯が生えてくる前に、改善されることもありますが、綺麗に治すためには矯正歯科で治療を施す必要があります。
ガミースマイルの原因
笑うと歯茎まで見えてしまうガミースマイルですが、どのようなことが原因で発生してしまうのでしょうか。ガミースマイルの原因を解説していくので、参考にしてみてください。
1.上あごの骨格や歯並び
アジア人の多くは、上あごなどの口周りの骨が出っ張っているのが特徴です。そのため、歯茎が長くなる傾向にあるため、ガミースマイルの原因となることがあります。
具体的には、歯茎の骨に該当する上あごの骨が前に出っ張っているため、骨自体が縦に長いことが原因となることがあるので注意しましょう。
2.上唇の形状や筋肉
上唇の形状が原因でガミースマイルになっている場合は、縦の幅が短く、薄い形状の唇であることが考えられます。歯茎は、口を開くと上唇が隠れるのが普通ですが、薄い唇の方の場合は、歯茎が隠れないため見えやすくなっているのが特徴です。
他にも、上唇を持ち上げるニンニクもガミースマイルに結び付くことがあります。ガミースマイルになる方は、上唇を持ち上げる筋肉が非常に発達していることで、発生することがあるでしょう。
上唇の筋肉は上唇挙上筋と言われており、この筋肉が発達することで、唇が上に持ち上げられ、歯茎が見えて過ぎてしまう傾向にあります。
3.歯茎
歯茎が発達し過ぎている場合や、歯に歯茎が被っている場合にも、歯茎が見えやすくなってしまうことがあります。歯が普通の位置から生えていても、歯茎が深く覆い被さっているため、歯茎が目立ってしまうのです。
歯よりも歯茎の割合が大きくなってしまうと、歯が少し出るほどの笑顔でも、歯茎が見えてしまい、ガミースマイルとなることがあります。
ガミースマイルを治療する方法
ガミースマイルを治す方法としては、原因によって対処法が異なるのが特徴です。歯茎がガミースマイルの原因になっている場合は、レーザーなどを使用して、歯肉切除を行うことで改善することができます。
唇がガミースマイルの原因になっている場合は、粘膜切除手術などの外科治療が必要になることがあるでしょう。
ガミースマイルは、遺伝的な要素が関係して発生することが多いため、簡単に治すことは難しいのが特徴です。そのため、根本的にガミースマイルの発生を抑制したいのであれば、外科手術も検討する必要があります。
ガミースマイルを治すには矯正治療が必要
ガミースマイルを治療するためには、矯正治療を施すことも検討する必要があります。ガミースマイルは、骨格が原因となって発生することが考えられるため、矯正治療によって歯を矯正すれば、ガミースマイルを防ぐことに繋がるでしょう。
ガミースマイルが気になって自然な笑顔が出来ない、人前で話すのが苦手という方は、矯正治療も意識することが大切です。