2019/06/18 カテゴリー:コラム/うた
裏側矯正(リンガル)とは
歯の矯正治療と言えば、見た目を綺麗にすることが目的というイメージが強いですが、歯の矯正治療は虫歯予防や顎の負担を軽減することにも繋がるため、健康効果を促すことにも繋がります。しかし、中には矯正装置を付けることを躊躇ってしまう方も多いでしょう。そのために裏側矯正(リンガル)があります。
今回は裏側矯正(リンガル)とは、どのような物なのか、メリットやデメリットについても紹介していくので、参考にしてみてください。
裏側矯正(リンガル)とは?
歯並び向上に繋げることができる歯の矯正ですが、従来の矯正装置は歯の表側に装着することが多かったため、他の人に矯正していることがわかってしまうというデメリットがありました。
そのため、矯正治療を施すことで目立ってしまい、恥ずかしいという理由から、矯正治療を躊躇ってしまう方も多いのです。そんなデメリットを解決してくれるのが、裏側矯正(リンガル)になります。
裏側矯正(リンガル)は、歯の裏側に装置を装着して歯を動かす治療法のことで、装置が隠れることから、矯正治療中かどうかを他の人からわからないように配慮してくれる方法です。他の人に矯正中であることを知られたくないという方におすすめになります。
裏側矯正(リンガル)のメリット
今までの矯正治療とは異なり、裏側矯正(リンガル)には様々なメリットがあります。具体的には、どのようなメリットが生じるのか、詳しい内容を紹介していきましょう。
1.他の人から矯正装置が見えづらい
裏側矯正(リンガル)は、歯の裏側に矯正装置を取り付けることから、他の人から矯正装置が見えづらいのがメリットになります。矯正していることがバレないので、指摘されたくない方におすすめです。
2.装置を付けていても虫歯になりづらい
歯の裏側は表側と違い、唾液の循環が早いことから、虫歯菌の発生を抑制することが出来ます。またエナメル質についても、表側よりも裏側の方が厚いので虫歯になりにくいのが特徴です。
そのため、裏側に矯正装置が取り付けられており磨きづらい状況でも、虫歯になりづらいのがメリットになります。
3.前歯が引っ込む
裏側矯正(リンガル)を実施することで性質上、前歯が安定して引っ込みやすくなるので、出っ歯の方には効果的な矯正方法と言えるでしょう。
出っ歯が日頃から気になっているという方にも、おすすめの矯正方法となっているので、一度実践してみてください。
裏側矯正(リンガル)のデメリット
他の人に見えづらく、矯正効果を得られやすい裏側矯正(リンガル)ですが、中にはデメリットもあります。どのようなことが裏側矯正(リンガル)のデメリットと言えるのか、詳しく紹介していきましょう。
1.矯正費用が比較的高い
裏側矯正(リンガル)は、従来の矯正方法と比較すると、高い技術が必要となり、治療期間も長くなってしまうことがあります。そうなることで、従来の矯正方法よりも費用が高くなってしまうのがデメリットです。
2.発音がしづらい
裏側に矯正装置が取り付けられることで、発音がしづらくなるデメリットがあります。発音については、個人差によるものがありますが、慣れるまで発音が難しいのは確かです。
3.歯の裏側の歯磨きがしづらい
矯正装置全般に言えることですが、歯の裏側に取り付けることで、歯の裏側の歯磨きがしづらいのがデメリットです。歯の裏側は、唾液の分泌が多いため、虫歯になる心配は少ないですが、それでも違和感を覚えてしまう方は多いでしょう。
裏側矯正(リンガル)はバレずに行える矯正方法
大人になってから矯正装置を取り付けるのは恥ずかしいという方やお子様でも、矯正装置を付けることで、からかわれるのが嫌という方も多いでしょう。
そんな方には裏側矯正(リンガル)がおすすめです。他の人にバレずに行える矯正方法なので、ぜひ一度検討してみてください。