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Blog悪習癖による不正咬合

2018/12/20 カテゴリー:矯正治療

 

こんにちは😊ジェム矯正歯科の菊地です!

 

 

本日は悪習癖による不正咬合についてご紹介いたします。

 

 

不正咬合と密接な関係がある代表的な悪習癖として舌癖が挙げられます。

舌癖とは舌を常に歯に押し付けているなど舌が正しいポジションに置けず、
歯並びが悪くなったり、発音に影響が出る悪習慣のことです。

 

舌癖にも様々あり、

舌で上の歯を押す癖
舌で下の歯を押す癖
舌で上下の歯を押す癖
舌を上下の歯と歯と間に挟む癖

などが挙げられ、その癖によって不正咬合の種類も変わってきます。

 

 

舌で上の歯を押す癖

この癖は上の歯だけが押し出されることにより、上顎前突・出っ歯になります。
舌だけでなく指しゃぶりの癖があり、指をしゃぶる方向が上向き(指の腹を上顎に当てている)だと出っ歯の原因となります。

▶上顎前突・出っ歯

 

舌で下の歯を押す癖

この癖は下の歯だけが押し出されることにより、下顎前突・受け口になります。
受け口は下の歯を押すこと(低位舌)によってだけでなく、口呼吸や指しゃぶり(指の腹を下顎に当てている)も原因になります。

▶下顎前突・受け口

 

 

舌を上下の歯と歯と間に挟む癖

舌を歯と歯の間に挟んだり、舌を前に突き出す(舌突出癖)と上下の噛み合わせが開いてきてしまいます。(開咬)
開咬は口呼吸や指しゃぶりによっても引き起ります。

▶開咬

 

その他にも口唇の緊張や頬の吸い込みが習慣的にあると口腔内のスペースが十分に得られず、歯列が凸凹の歯並び(叢生)になります。

また頬杖やうつ伏せ寝、毎回同じ横向きで寝ることによっても片方の歯列にだけ圧力がかかり続けるため、交差咬合といった上下の歯が前後に交叉する歯並びになったり、噛む筋肉があまり発達してない現代人は、頬杖程度の力でもアゴをゆがませて顔を非対称にしてしまったりすることがあります。特に成長期の頬杖には要注意です。

▶交叉咬合

 

 

舌の正しい位置は、

舌の先がスポットに付き、舌全体が上あごにぴったりとくっついている状態です。

 

の部分がスポットと呼ばれる位置です。

 

 

 

習慣づいてしまっている癖を直すのは容易ではありませんが、日々の意識から変えて徐々に直していくことが大切です。

 

次回は舌癖を除去するための装置や舌のトレーニング方法をご紹介していきます(^_^)/

   
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