2013/10/16 カテゴリー:衛生士うたの矯正日記
☆矯正中の歯磨きの重要性
日頃から歯磨きを行うことは重要ですが、矯正中の歯磨きは特に丁寧に行う必要があります。
矯正を始めると装置が歯の表面に24時間付くことになります。装置の周囲やワイヤーの下など、食べカスや歯垢がたまりやすい部分がとても多くなってしまうのです。また、装置をつけたことにより歯磨きもしづらくなります。このため、装置をつけると口の中の細菌の数は2~5倍に増えるので、矯正中に歯磨きを怠ると一気にむし歯や歯周病になってしまう恐れがあります。
また、装置の周辺に歯石がたまると歯が動きにくくなり、スムーズに矯正治療が進まなくなります。
矯正期間中は今までよりも徹底した歯磨きが必要となるのです。
☆歯磨きの仕方
1.歯の表面に対して直角に歯ブラシを当て、装置の上から磨く。優しく小さく振動させるよう動かす。
2.歯の表面に対して45度に歯ブラシを当て、装置の間・ワイヤーの下に歯ブラシが入るように磨く。上と下の両方から優しく小さく振動させるよう動かす。
歯ブラシだけでは落としきれない部分の汚れは以下のようなものを使い磨きましょう。
<ワンタフトブラシ>
ワイヤーの下や奥歯の装置と歯肉の間など歯ブラシでは落としきれない部分に使います。
<歯間ブラシ>
歯と歯の間や、装置周辺に使います。
<フロス>
歯間ブラシが入らない歯と歯の間に使います。
ワイヤーの下からフロスを通すことで、矯正中も歯と歯の間を磨くことができます。