TOP > 院長ブログ > コラム > 歯を抜かない矯正治療が良いって本当?メリットとデメリットとは

歯を抜かない矯正治療が良いって本当?メリットとデメリットとは

2019/03/10
カテゴリー:コラム | コラム | 院長ブログ

歯を抜かない矯正治療、いわゆる「非抜歯矯正」という治療があります。「矯正治療をしたいけど、できるだけ歯を抜きたくない」という人もいることでしょう。痛みや負担が少ない非抜歯矯正ですが、歯を抜かないことが必ずしも患者のためになるとは限りません。非抜歯矯正の方法やメリット・デメリットについて説明します。

歯を抜かない矯正治療とは
歯を抜かない矯正治療は、歯列を広げてスペースを確保することで、正しい歯並びをかなえる矯正治療です。歯科医の多くは「できるだけ健康な歯を残す」という考えを基本としています。歯を抜かないということは、治療に対する不安感も薄れ、患者にとっても喜ばしいことです。

ただし、非抜歯矯正にはデメリットもあり、最善の方法とは言い切れません。歯並びによっては歯を抜く矯正を勧められることも大いにあり得ます。
歯科医のアドバイスをよく聞き、自分にとって最善な矯正治療を選ぶようにしましょう。

非抜歯矯正の方法
非抜歯矯正の治療方法は、歯列のスペースを作り、でこぼこした歯を正しい歯列に整えるというものです。歯の大きさに対して顎の幅が足りていないと、歯は正しい位置に生えることはできません。

歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保する方法は大きく3つあります。

1.歯列を後方へ広げる
奥歯をさらに奥へ移動させ、歯を並べるためのスペースを確保し、残った歯を順番に並べていく方法です。もし親知らずが生えていた場合は、やむなく抜くことになります。非抜歯矯正は「親知らず以外の歯を残すこと」と覚えておきましょう。

2.歯列を側方・前方へ広げる
歯列の幅を側方に広げて、スペースを作る方法で、でこぼこの歯や反対咬合などに効果的です。歯を動かすために確保するスペースはミリ単位なので、顔の輪郭が大きく変わってしまうことはありません。

3.歯の表面を削る
歯の表面を削ってスペースを作る方法です。削るのはエナメル質の部分だけで、削ったあとは虫歯予防のため、フッ素でコーティングを施します。

歯を抜かない矯正治療のメリットとデメリット
非抜歯矯正は「歯を抜かない」ということが最大のメリットです。一方で、十分な検査やシミュレーションを行なわないと、矯正後に問題を抱えるパターンも少なくありません。

メリット
・健康な歯を残すことができる
・口腔内を広く保つことができる

一生自分の歯でいるために、健康的な歯を残すことは非常に重要なこと。非抜歯矯正は、親知らず以外の歯は抜かないので、結果的に健康な歯を残すことができます。「歯を抜かない」というだけでも、精神的な負担がぐんと減りますよね。

また、抜歯矯正は口腔内が狭まってしまい、滑舌が悪くなる、舌の収まりが悪くなる、違和感を覚えるなどというデメリットがありますが、非抜歯矯正であれば、口腔内を広く保つことができるので、このような心配がありません。

デメリット
・矯正終了後に歯列が後戻りすることがある
・歯茎に負担がかかる
・歯並びが前後に広がる

歯列を拡張するといっても、無限にできるわけではありません。矯正治療が終わってから、歯列が元の位置に戻ってしまい、残念ながら再び矯正が必要となってしまったという事例もあります。

また、歯列を拡張することは歯茎への負担が大きいため、歯茎の位置が下がり、歯の根が見えてしまうということもあります。特に日本人はもともと顎の幅が狭いので、必ずしも非抜歯矯正が最善とはいえないようです。

<まとめ>
誰もが自分の歯で一生を過ごしたいと思うものです。その点で、歯を抜かない矯正治療は非常に魅力的でしょう。一方で、矯正が終わってから歯列が後戻りしてしまったり、歯茎への負担が大きかったりとデメリットがあることも事実です。

歯の矯正治療には精密な検査とシミュレーション、そして何より信頼できる歯科医師からの適切なアドバイスが必要です。歯科医師とよく相談した上で、自分にとって最善の矯正治療を選択するようにしましょう。

院長ブログ 最近の記事

院長ブログ カテゴリー

院長ブログ アーカイブ

お問い合わせ
  • 矯正メール相談
  • 無料カウンセリング診療予約
  • お問い合わせ
地図
日本橋人形町ジェム矯正歯科 東京都中央区日本橋堀留町2-1-15 2F 03-6661-9870

診療時間11:00~14:00 16:00~21:00 (土日祝は休診日)