2018/04/20 カテゴリー:矯正装置
こんにちは🎶ジェム矯正歯科の菊地です!
本日はブラケットについてお話しします(*^^*)
ブラケットとは??と思った方もいらっしゃいますよね!
ブラケットとは矯正治療の際に歯に接着する小さな四角い装置のことをいいます。
ブラケットにワイヤーを通し、このワイヤーが滑ることで歯を動かしていきます。
ブラケットには材質が様々あり、銀色のメタル・プラスチック製のコンポジット・
陶器製のセラミックなどが挙げられます。
その中でもセラミックブラケットは審美性が良く目立ちにくいのが特徴です。
さらにホワイトワイヤーと併用すればより目立ちにくくなります。
また、セラミックは陶器製であるためカレーやトマトソースなどの色の強いものを
食べても着色することはありません。
では、当院で取り扱っているセラミックブラケット『Crystaline7』についてご紹介します(^O^)/
このブラケットは高い透明度で歯に馴染むのが特徴です。
日本人の歯は欧米人の歯に比べて黄色みがかった歯をしています。
これはエナメル質の厚さが関係しています。欧米人に比べ日本人の歯は、
エナメル質が薄く、その下にあるクリーム色の象牙質が透けて黄色が強く感じられます。
しかし欧米人の歯はエナメル質が厚く、かつ象牙質が淡い色をしているため歯が白く見えます。
1番外側の白い部分がエナメル質、2層目のクリーム色の部分が象牙質です!
シェードガイドと呼ばれる歯の色、明るさを一覧にした歯の色見本がこちらです。
赤系のA、イエロー系のB、グレー系のC、ダークブラウン系のDというランクで分けられ、
さらに番号が高いほど色が濃くなります。
日本人の平均はA3~3.5で欧米人の平均はA2~2.5になります。
日本人に1番多いのが赤系のAですが、その次にイエロー系のBが多いと言われています。
一般的に日本人ではA1くらいの白さになると、歯の色が白くてきれいと感じられる白さです。
それ以上に極端に白くなると不自然で作り物の歯のように見えてしまいます。
Crystaline7はこういった少し黄色みがかった日本人の歯に馴染む高い透明度をしています。
また、全体に精密で滑らかな製造がされているためメタルブラケット同等のローフリクション(小さな摩擦)が可能です。
歯が動く時にはワイヤーとブラケットの間に摩擦力がかかります。
そのためワイヤーにかかる摩擦力が小さいほど少ない力で歯を動かすことができます。
矯正治療後、ブラケットはいずれ外すものになりますが、外す際に歯に力がかかり痛みを感じることがあります。
しかし専用の器具を使用することで歯に負担なく容易に取り外すことができます。
先述の通り材質はセラミック(陶器製)なので金属アレルギーの心配がなく、皆様に安心して使用できます。
以上が利点になります(^^)
お次に欠点はメタルブラケットと比べて費用が高くなること、
また裏側矯正は装置が舌側につくため完全に見えることはありませんが
セラミックブラケットは表側であるため完全に見えないということは難しくなります。
そのため完全に人に見えないように矯正治療をしたい方にはおすすめできません。
しかしながら歯の色に馴染み審美性が高いため、これくらいの透明度であれば
セラミックブラケットでも十分良いですとおっしゃる患者様も多数おられます(^^)!
当院で取り扱っているセラミックブラケットは『Crystaline7』以外にもございます。
他の種類のブラケットについても利点欠点と共に次回以降またご紹介させていただきますね♪
裏側矯正、ハーフリンガル http://uragawakyousei.info/