2018/05/21 カテゴリー:矯正装置
こんにちは🎶ジェム矯正歯科の菊地です!
前回に引き続き、今回もブラケットについてお話しします😊
ブラケットはベース、スロット、ウイングの3つから構成されます。
ベースは歯に接着する面で、スロットはワイヤーが通る溝の部分、ウイングは結紮線をかける部分になります。
それでは当院で取り扱っているセラミックブラケット『InVu(インビュー)』をご紹介します。
前回もお話ししましたが、欧米人に比べ日本人の歯はエナメル質が薄く、その下にあるクリーム色の象牙質が透けて黄色が強く感じられます。
シェードガイドと呼ばれる歯の色、明るさを一覧にした歯の色見本で表すと日本人の歯はA3~3.5が平均と言われています。
InVuはこういった日本人の歯に馴染む色をしています。
またInVuを通過した光が歯面に到達すると、その光はInVuに歯の色を反射させます。この光反射の技術で歯の色によりマッチします。
また時間が経っても着色しにくいのが特徴です。
表面がツルツルでとても滑らかなため汚れや色がつきにくく、長期間艶やかな透明感を保ちます。
左が新品、右が1年使用したものになりますがほぼ変わりないですよね!
そして矯正治療後、ブラケットは外しますが安全に歯に負担なく外すことができます。
歯に接着する面にメッシュ加工がされており、InVu自体は歯のエナメル質に直接接着しないため、外した際は装置のみが取れて、接着剤は歯のエナメルにとどまるため歯が削れることなく、安全・簡単に外すことができます。
歯が動く時にはワイヤーとブラケットの間に摩擦力がかかります。
そのためワイヤーにかかる摩擦力が小さいほど少ない力で歯を動かすことができるのですが、他社のセラミックブラケットと比べると摩擦力が少ないです。
ブラケットの大きさも他社のものより小さいため、目立ちにくく咬合干渉(噛み合わせの引っかかり)も最小に抑えられます。
次にセラミックブラケット『radiance(ラディアンス)』のご紹介です。
Crystaline7やInVuは色が半透明でしたがradianceはサファイアの単結晶から作られた透明なセラミックブラケットです。
少し黄色味がかったA3~4くらいの歯の色味の方は半透明のブラケットが馴染むような気がしますが、A1~2くらいの歯が白めの方は透明のradianceの方が馴染むかもしれません。しかしながら半透明でも透明でもどちらも大変審美性に優れているため、患者様のお好みで選択されるのが良いかと思います✨
また汚れや変色に強く、熱処理加工により耐久性に優れ破折しづらい作りになっています。
そしてウイング部分が丸みを帯びているため、装置が付いた際の違和感が軽減されます。
装置が付いたばかりは違和感で口が閉じづらかったり、装置が擦れて口内炎ができやすかったりするため違和感が軽減されるのは大きいですね!
欠点は前回ご紹介したセラミックブラケットCrystaline7と同様になりますが、メタルブラケットと比べると費用が高くなること、また裏側矯正は装置が舌側につくため完全に見えることはありませんがセラミックブラケットは表側であるため完全に見えないということは難しくなります。
当院では以上3種類のセラミックブラケットを取り扱っております。
どのブラケットも大変審美性に優れていて目立ちにくいブラケットです✨
裏側矯正、ハーフリンガル http://uragawakyousei.info/