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Blog子供の矯正装置④

2018/11/22 カテゴリー:矯正装置

こんにちは😊ジェム矯正歯科の菊地です!

 

 

前回は口腔周囲筋を機能させて良好な咬合を得るための装置を紹介しました。

今回は口腔外で使用する装置のご紹介をします。

 

 

『ヘッドギア(上顎顎外固定装置)』

 

上顎前突に適応される装置です。

上あごの成長を抑制する作用があります。

 

後頭部に装着するヘッドキャップと頸部に装着するネックストラップからなります。

 

 

装置の注意事項は以下です。

・1日10時間以上装着する(食事、歯磨き時除く)

・装着時は安静にする

・可撤式装置(取り外し可能)であるため患者さんの協力が重要である

・食事や歯磨きの際に外したフェイスボウはケースに保管する

・フェイスボウの清掃も行う

・フェイスボウは左右それぞれしっかりチューブに挿入する

・装着後~3日は疼痛がでる可能性がある

 

 

 

『チンキャップ(オトガイ帽装置)』

 

反対咬合(受け口)に適応されます。

下あごの成長を抑制する作用があります。

 

頭に装着するヘッドキャップとオトガイ部に装着するチンキャップからなります。

これらを牽引用のエラスティックで繋ぎ、ゴムの弾性力で下顎骨を牽引します。

 

 

乳歯列期(~6歳)から混合歯列期(~12歳)に用いられ、下顎骨の成長が盛んな時期(9~15歳)が終わる前に使用します。

 

 

装置の注意事項は以下です。

・就寝時含めて1日12時間以上使用する(長い時間装着したほうが効果が出る)

・可撤式装置(取り外し可能)であるため患者さんの協力が重要である

・エラスティックは1か月ごとに交換する(劣化してきたら早めに変える)

・オトガイ帽装置は顎関節症を発症する可能性がある

・チンキャップが当たることにより下顎切歯(前から1.2番目の歯)の歯肉退縮が起こる可能性がある

その場合、チンキャップの上縁部を除去する

 

 

 

『上顎前方牽引装置』

 

反対咬合(受け口)や上顎劣成長に適応される装置です。

適応年齢は混合歯列期(6~11歳位)で、上顎成長が盛んな時期(女子:10歳位、男子:12歳位)が終わる前までに使用するのが効果的です。

 

最初は口腔内の装置にゴムをかけるのが難しいですが、慣れてくるとスムーズに付けられるようになります。

こういったゴムかけ用の道具もあります。

 

 

また、初めは口腔内の装置がこすれて頬や舌に口内炎ができることがありますが、徐々にできにくくなります。

 

 

 

装置の注意事項は以下です。

・就寝時含めて1日12時間以上使用する(長い時間装着したほうが効果が出る)

・可撤式装置(取り外し可能)であるため患者さんの協力が重要である

・エラスティックは毎日交換する

・パッドの部分は汚れてきたら定期的に洗浄する(しっかり乾かしてから使用しましょう)

・汗をかく時期はパッドの部分にガーゼやハンカチを当てても良い

   
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