2018/06/20 カテゴリー:矯正装置
こんにちは🎶ジェム矯正歯科の菊地です!
前回までは当院で取り扱っているセラミックブラケットについてご紹介しましたが、
本日は白いワイヤーについてご紹介いたします。
ワイヤーはアーチワイヤーといってブラケットに通され、このワイヤーが滑ることで歯が動いていきます。
従来は銀色のものが主流でしたが、白く審美性の良いホワイトワイヤーもメジャーになってきました。審美性の良いセラミックブラケットに銀色のワイヤーでも目立ちにくさはありますが、ホワイトワイヤーと併用するとさらに審美性がアップします✨
▽セラミックブラケット×通常のワイヤー
▽セラミックブラケット×ホワイトワイヤー
ホワイトワイヤーは大きく3つに分けられます。
- コーティングタイプ
- メッキタイプ
- 樹脂カバータイプ
コーティングタイプとはワイヤーの表面に塗料のようなものが塗られたワイヤーです。
さらにコーティングタイプでもフルコーティングタイプと部分コーティングタイプに分かれます。
フルコーティングタイプの利点は、ある程度色に変化がつけられるので、歯の色に近くすることができることです。
欠点は上から塗っているのでどうしても口腔内の環境や外的な力に弱くなり、部分的にコーティングがはがれてしまうことがあります。ブラケットとの摩擦が大きくなったり、ブラケットのエッジに引っかかるといったことも起きます。さらにワイヤー全体にコーティングをするため、実際の表示径よりワイヤーサイズは少しだけ細くなります。
部分コーティングタイプは唇側の見える部分のみコーティングされています。
ブラケットと接する面はコーティングされていないので、コーティングワイヤーで気になるブラケット面との摩擦も少なく、通常ワイヤーと同じ感覚で使用できます。
欠点は上から塗っているのでどうしても口腔内の環境や外的な力に弱くなり、部分的にコーティングがはがれてしまうことがあります。
ホワイトワイヤーの欠点はやはりコーティングがはがれてしまうことです。
はがれてしまう原因としては以下の2点になります。
1、ブラケットとの摩擦
2、患者さんのブラッシングなどの生活習慣的なこと
摩擦によるはがれを回避するには今のところブラケットと接触する面をコーティングしないというのが最善のようです。
コーティング剤も様々改良されてきており、はがれにくいものや表面に光沢のあるものなどがあるようです。しかし完全にはがれないといえるものではないそうです。
またもう一つの要因として歯磨きの際のブラッシング圧の影響もあるようです。
歯磨きによってはがれてしまうからと言って歯磨きをしないわけにはいけません。
かための歯ブラシであったり、ブラッシング圧が強いとはがれやすくなるかと思うので、
その点等に注意することではがれにくくなるのではないでしょうか。
次回は当院で取り扱っているホワイトワイヤーについてご紹介いたします!
裏側矯正、ハーフリンガル http://uragawakyousei.info/